- ラムサス工法
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ラムサス工法は、泥濃式で一次・二次破砕機能を装備しています。
その性能は、軟弱地盤から岩盤まで掘進可能にしました。
更に、環境に配慮した還流型泥土分離システムを使用する事により産業廃棄物の削減、作泥材の再利用を可能にしました。
●機内からのビット交換をすることにより岩盤層などの長距離推進が可能。
●チャンバー内での礫破砕が可能。礫破砕効果の高い、さらに管内閉塞を無くすチャンバー内
コーンクラッシャー装備。(特許取得済)
●高回転・高トルクを有するカッターを装備。
●急曲線カーブ施工が可能。(方向修正角度が大きい)
●カッタヘッドを取り替えることにより軟弱シルト層から玉石・岩盤層まで広い範囲の土質に対応
可能。
●超長距離推進支援システム(R-BS:特許出願中)使用により、効率の良い長距離推進が可能。
●還流型泥土分離システムの使用により高濃度泥水材を再利用し、汚泥処理量の削減が可能。
●分解回収型掘進機が完成。最小3号人孔(Φ1500)から回収が可能。
●既存掘進機と同等の能力を有しています。
土質に合わせて、多彩なカッタヘッドをご用意しました。(Φ700~Φ3000)
ラムサス工法とは
●掘進機外径より35mm程度のオーバーカットと高濃度泥水の作用で、掘削面のすべてにマッドフィルムを形成させると共に高安定のテールボイドを構成する。
●排泥方式は吸引排土方式を採用。
●玉石はチャンバ内において、コーンクラッシャと外周部駆動のカッタヘッドによる破砕型。
●破砕能力は一軸圧縮強度350MN/m2(RMS-GXタイプ)
●機内よりビット交換をし、中間立坑を必要とせず長距離推進が可能である。
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※機内ビット交換タイプはコーンなし ※岩盤型タイプは現場の土質条件により変更が可能なタイプですので定まった形状をとっていません |
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※GXタイプは現場の土質条件により変更が可能なタイプですので定まった形状をとっていません |
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長距離推進支援システム
推進低減システム
泥濃式推進工法は、テールボイド(掘進機オーバーカット部)に高濃度泥水を充満させ管体を浮かせながら推進を行うために低推力で掘進を行うことができる。
しかし、高濃度泥水も推進延長が延びるにつれて、地下水による高濃度泥水の希釈・地盤への逸泥・バクテリアによる劣化等の現象により、管体周辺の地山保持が出来なくなり地山の崩壊が発生し締め付け現象による推力の上昇を引起こす。
R-BS推力低減システムは、一次滑材注入を行い、テールボイドの高濃度泥水や滑材の劣化を補うために一定距離ごとに二次滑材注入を行うことによりテールボイドの長期間の安定化をはかり推力の上昇防止が出来ます。
環境管理システム
泥濃式推進工法は、カッタチャンバ内で高濃度泥水と掘削した土砂を撹拌混合し、掘進機内に一旦排土し、その後真空吸引しますが、その時掘削した地山に酸素欠乏を起こしたり、爆発を引起こすメタンガスが混入している場合があり、ガスを機内へ取り込んでしまい、危険な状態になる場合があります。
これらのガスは、一度で多量に掘進機内に流入するのではなく少しずつ流入すると考えられます。
R-BS環境管理システムは、掘進機内の酸素濃度とメタンガス濃度と一酸化炭素濃度を常時計測し、その計測値をコンピュータ管理しているため、異常をいち早く検知し、より安全な坑内環境を約束できます。
排泥管監視システム
泥濃式推進工法は、排土を真空吸引により行うが、砂礫層等を掘削すると排土管閉塞を頻繁に起こすことがあります。この閉塞を解除するために排土管のどこの部分で閉塞しているのか一本一本検査する必要があり、大幅に施工効率の低下が発生します。
R-BS排土管監視システムは、排土管に一定ピッチで閉塞解感知装置を取り付け、圧縮空気を自動的に排土管内に送り込み閉塞を事前に防止することの出来るシステムです。(特許出願中)
この結果、500mを超える距離でも閉塞を起こすことなくスムースな排土が可能になります。
中口径適応土質(Φ700~Φ1650)
ラムサス工法(RMS)に適応される土質条件の範囲は、以下の通りです。
以上、18種に分類します。α値は変更になる場合があります。
尚、上記適用範囲外のものについては、本協会にご相談ください。
※ 透水係数については、上限を1×10-1cm/sec 程度とします。
※ N 値=0 の場合は、協会まで問い合わせ下さい。
※ 施工の可否に付いては協会にご相談下さい。
大口径適応土質(Φ1800~Φ3000)
ラムサス工法(RMS)に適応される土質条件の範囲は、以下の通りです。
以上、8種に分類します。
尚、上記適用範囲外のものについては、本協会にご相談ください。
※ 大口径でのα値については、一律α=1とする。
※ N 値=0 の場合は、協会まで問い合わせ下さい。
[参考]
(1)日本統一分類 粒径 2~ 75mm のものを 礫(Gravel)/ 75~300mm のものを コブル(Cobble)/ 300mm 以上のものを ボルダー(boulder)
(2)粒度による分類 2 ~ 4.75 mm 細礫 / 4.75 ~19 mm 中礫 19 ~75 mm 粗礫
※本仕様は改良のため、予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
※本機及び同工法の工業所有権はサン・シールド(株)が所有します。
※本機利用時の使用詳細注意事項は取扱説明書をご参照願います。
[備考]
1.カッター駆動の支持は外周駆動方式を採用、面盤を装備しないスポークタイプ。電動機は400/440Vで強力なパワーを発揮。
2.特殊ピンチバルブ、特殊シール類の仕様により大深度、地下30mでも耐圧可能。
3.操作方法は遠隔式、機内操作式の両方保有。
[備考]
1.カッター駆動の支持は外周駆動方式を採用、面盤を装備しないスポークタイプ。電動機は400/440Vで強力なパワーを発揮。
2.特殊ピンチバルブ、特殊シール類の仕様により大深度、地下30mでも耐圧可能。
3.操作方法は機内操作式。
(上記の図及び表が読み取りにくい場合はこちらをどうぞ) ・ラムサス掘進機仕様[DataSheet](ファイルサイズ:666kB)
ラムサスΦ2600 施工状況
施工場所:愛知県
土質:砂礫・マサ土・砂岩
礫率:35%
施工延長:総延長 883.820m /最長スパン 548.148m
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![]() ■掘進機到達状況 |
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ラムサスΦ1000-GX 施工状況
施工場所:愛知県
土質:珪質片麻岩(DH級)一軸圧縮強度qu=20MN/m2
および 礫混じり砂+風化岩の互層
礫率:最大礫径:200mm / N値:36~50以上
施工延長:548.7m(1スパン)/ 4カーブ(R=150m,R=80m,R=500m,R=40m)
※途中機内ビット交換有り
![]() ■巨礫対応GX面盤タイプ掘進機(Φ1000) |
![]() ■GXタイプ面盤 |
![]() ■機内ビット交換状況 |
![]() ■産廃量の削減のためエコフェニックスを使用 |
ラムサスΦ2000-GX 施工状況
施工場所:群馬県
土質:砂礫層
礫率:80%以上 / 最大礫径:1,650mm / N値:50以上
施工延長:211.563(1スパン)/ 土被り:3.82m~5.85m
※途中機内ビット交換有り
![]() ■巨礫対応GX面盤タイプ掘進機(Φ2000) |
![]() ■立坑掘削時に長径1500mmの巨礫 |
![]() ■機内ビット交換状況 |
![]() ■掘進機到達状況 |